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【登山】残雪期の涸沢リベンジ、GWにバカンスのようにマッタリ北アルプスを楽しみたい(後編)

GW涸沢テント泊登山

上高地から涸沢カールまで移動した初日は、
疲労の為ゾンビ化していたので
テントを設営後は、何も出来ず朝まで寝てしまいました。
そして、2日目の朝

前回の続き

 

贅沢な時間の使い方

4時ごろ目が覚めたので、
日の出を撮影を終えて、まずはコーヒーをいただくことにしました。
朝日を見ながらのコーヒーは格別です!!

余力があれば、涸沢岳まで行こうかと思っていましたが
本日は、涸沢カールでマッタリすることに決めました。

何もせず、一日ボーッと過ごす贅沢な時間の使い方。
しかし、何もしない贅沢を感じている人は、
世の中にどのくらいいるでしょうか?
相当のスピードで動くこの時代、何かしていないと
不安になる人もいるでしょう。

部屋に閉じこもって、一日何もしなければ、
「時間を無駄にしている」という後悔があるかもしれませんが
この大自然を目の前にして、景色を存分に楽しむことは
最高に贅沢で有意義な時間の使い方だと思います。

そして、師匠は予定通り、涸沢岳アタックに向かいました。

 

県警の訓練

この日は長野県警のヘリが
山岳遭難救助隊の方々とともに着陸訓練を行っていました。

日々のこうした訓練を通じて
登山者の安全を守っていただいていることに対しては
只々感謝しかありません。

登山者の遭難事故のニュースなどが出ると
批判的な意見をよく見かけます。

以前も、元キャスターがヨットで遭難したとき
自衛隊に救助され、その多額の費用に沢山の批判が
寄せられました。

「登山者は、死にに行ってるようなものだから救助しなくていい!」

「非常識な人間には税金を使わない」

といった情勢で流されたら、無放置国家と
変わらなくなってしまいます。

多数が認める善人のみ税金が使われ救済され、
不道徳とレッテルを貼られた、マイノリティ(登山者)には
公的救済は得られない。。。
それこそ、差別であり、不平等な世の中である気がします。

「困った人がいたら助ける」

そして、その人がルールを犯していたら、
救出したあとに法で裁けば良い話ではないかと思います。

 

涸沢ヒュッテにて

お昼は涸沢ヒュッテでラーメンとおでんを
いただきました。

涸沢3回目にして初となる「おでん」!!
名物になっているだけあって流石に美味しい。
(前回、前々回ともに売り切れで食べることが出来きませんでした。)

そして、調子に乗ってラーメンまで頼む始末
とにかく、前日の疲労回復のために栄養補給です。

お昼過ぎに、涸沢岳アタックから帰ってきた師匠とともに
涸沢ヒュッテで2開戦目に突入
ビールとおでんで乾杯です。

 

涸沢の星空

散々飲み食いしたあと、急に睡魔に襲われて
テントで仮眠を取りました。

そして、目が覚めるとあたりは真っ暗
テントから顔を出して空を見上げると、
星空がとても綺麗でした。

おもえば、登山をはじめてから
いつも天気が悪かったりして
これだけの星空を見れたのは初めてでした。

穂高連峰に月が隠れて、星の数が多くなり
ちょっと興奮して、写真を撮り続けること約1時間半
ダウンを着込んではいましたが、かなり体が冷えてきたので
撮影を切り上げテントに潜り込みました。

帰宅後に撮影したデータを確認してみると、
ピントが合っていない失敗作が多数ありました。
星空撮影は慣れないと難しいですね。

 

3日目の朝

モルゲンロートを期待して、
寒い中テントから這い出て待ちましたが、
残念ながら、この日は普通の日の出でした。

昨年の秋に訪れたときは、穂高連峰が真っ赤になり
本当に美しい光景でした。

2021年9月の涸沢カール

 

朝日を浴びながら、撤収準備を開始します。
打ち込んだスノーペグが凍りついてなかなか抜けず
ピッケルでガリガリやりながら、
なんとかすべてのペグを掘り出しました。

パッキングを済ませて、残置(忘れ物)の
確認を済ませて下山します。

メンバーみんな、名残惜しいのか
下山中は何度も振り返り、穂高連峰に別れを告げます。

「また来ます!!」

あとは来た道を戻ります。
途中、徳澤にてランチをとって
のんびり上高地へ

上高地から、帰りのバスに乗って沢渡駐車場まで戻り
今回の登山も終了です。

お疲れさまでした!

というわけで、
目的の「残雪期の涸沢でバカンスのようにマッタリしたい」は
クリア出来ましたが、涸沢岳へのピークハントが未達成ということもあり
いずれチャレンジしたいと思います。

また、初日には倦怠感に襲われ失速をしてしまいましたが
もっと体力アップのトレーニングとダイエットは必須だと感じました。
また、装備はもう一度みなおし、
なるべく使わない余分な物は持たない工夫をして
軽量化を行い、これからの夏山に備えたいと思います。

ここまで、読んでくださり
ありがとうございました。

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