早いもので、バタバタしている間にカレンダーを見ると3月の下旬となっており、よくよく考えてみると、週末はトレーニングと称して奥多摩や高尾山へは毎週登っていましたが、全く雪山へは行けてない。。。こちらの山行ブログも放置プレー。
今年のGWも涸沢へは行きたいので、その前にアイゼン歩行はしておきたいと思い、天候を見計らって上州武尊山へ行ってきました。
武尊山は、群馬県に位置する標高2,158mの山で、初見では「ぶそんやま」「たけるやま」? なんて読んでましたが、よくよく調べると「ほたかやま」が正解で、北アルプスの穂高岳との区別が紛らわしいので、上州武尊山と言われています。こちらの山は深田久弥「日本百名山」の一座となり、日本武尊(ヤマトタケル)ゆかりの山だそうで、この時期は川場スキー場のリフトを使って登ることができます。
難易度としても、八ヶ岳の北横岳ほどの気軽さはないものの、天気さえよければ危険な場所も少なく、行動時間が短かく素晴らしい眺望を眺めながら雪山の稜線を歩くことができる楽しいコースです。
今回のルートはこんな感じです。
川場スキー場
この時期の武尊山ですが、登る前にやっておくのが、事前にネットでココヘリのレンタル予約と登山計画を届け出ることです。
当日現地でもできますが、済ませておくとスムーズにリフトのチケットが購入できます。
やり方は、こちらの川場スキー場公式サイトから行うことができます。
リフト代(往復) ¥2,800
ココヘリ(一日レンタル料金) ¥1,100
下山後、カウンターにレンタルしたココヘリを返却すると500円が戻ってきます。
ちなみに駐車場は1日¥1,500で、収容台数900台。
また、登山当日は登山が可能かどうかを公式サイトから確認します。
駐車場からエレベーターで受付カウンターのある7Fロビーに着くと、スキー場って感じの大きい看板がお出迎え。
飲食店やショップが立ち並んでいます。
「私をスキーに連れて行って」世代なので、10代後半から20代の頃は、ブームに乗って毎週のように通ってました。久しぶりのゲレンデの雰囲気にノスタルジー感が込み上げてきます。
リフト券を購入して8時30始発のリフトへ乗り込みます。
ここから2本のリフトを乗り継ぎます。
天気はご覧の通り、上の方は雲が多そうです。
久しぶりのリフトに大興奮。
爆風とガスガスの山
2本のリフトを乗り継いで登山口に着くと、そこは爆風とガスに覆われた場所でした。
下から見ている感じでは、ちょっと雲が多いかなって感じでしたが、この強風はたまりません。
予報では晴れとなっていたので、天候が回復することを祈って歩き始めます。
とりあえず無理せず、行けるところまで行ってみることに。
初っ端の急登でヘロヘロ気味。
ここのところトレランシューズばかり履いて山歩きをしているのため、久しぶりのアイゼン装着で足が重い。
もはやホワイトアウト寸前です。
とりあえず、剣ヶ峰を目指して登ります。
レンズが凍りつくくらいの強風で、時折飛ばされそうになるくらい。
なんも見えませんが、剣ヶ峰山の頂上です。
全然前が見えない状況ではないので先に進みます。
私たちの前には、10人くらいの方が先行しています。
剣ヶ峰山のピークを過ぎてからの下りが、
本日一番の核心部ですね。
ここは慎重に下っていきます。
とはいえ、あまり怖がってへっぴり越しになると、重心が後ろになりすぎてスリップしてしまうので気をつけて。
剣ヶ峰山のピークを下ってからは上り下りを繰り返す稜線歩きです。
なんも見えませんが。。。
晴れていたらいい景色が見れるはずです。
先行していたご夫婦の方が前から歩いてきました。
「もう山頂踏んできたんですか?」と声をかけると、「風が強いんで引き返してきました」とのこと。
この時、体感的には20Mくらいの風ですかね。
うん、無理しないのが一番です。
「お気をつけて!!」とお声がけしつつ、我々は先に進みます。
このガスの先に武尊山の山頂があるはず!
「山は目で見るのではなく心で見るもの」と呟くも強風でその声はかき消されていました。
最高の景色が現れる
しばらく進むと、ガスが抜けてきてるではありませんか。
武尊山の雲は晴れませんが、いい感じの兆候です。
強風でだいぶペースが上がらず、ノロノロと進む感じでしたが、着実に武尊山が近づいてきてます。。。まだ見えませんが。
で、振り返ってみると先ほど越えてきた剣ヶ峰山がくっきりと!!
おぉ、これが群馬のマッターホルンかぁ。
すこくカッコいい山姿です。
もう、剣ヶ峰山も見れたし、これでいいかと思って前方を見上げると。。。
武尊山の方もガスも抜けて青空が見えるではありませんか!!
うぉぉぉぉぉ。
日頃の行いが良かったのか(あまり心当たりはありませんが)
神様ありがとうございます!!
最高です。
あとは最後の上りを気合いで行くだけです。
最後はキツイ登りで、試練を与えてくれます。
もうちょっと。
腿に乳酸がジワァーっと溜まるのを感じます。
また、山頂に近づくにつれ、いっそう風が強まってます。
ここのところ、週末は高尾山でトレーニング(だらしなく弛んだ体を引き締める為)を積んでいるので、少しは歩けるようになったかと思ってましたが。。。
やはり、辛いものは辛い!!
歯を食いしばって登ります。
無事に武尊山に到着!
感無量。とはこのこと。
途中何度か引き返そうかとも考えましたが、本当に来て良かった。
結構嬉しかったです!
眺望も最高です。
中央のとんがりが剣ヶ峰山です。
谷川岳方面の連なる山々かすごくいい感じ!!
ただ、強風すぎて長居はできず、写真だけ撮って下山することにしました。
かっこいい剣ヶ峰山の写真を何枚も撮りながらのんびりと帰路に着きます。
振り返ると、真っ青な青空をバックに武尊山が。
先ほどまでホワイトアウト寸前の天候が嘘のようです。
へー、こんなところを登ってきたんだ。
なーんも見えませんでしたからね。
また、帰りも「下り」というより、何回もアップダウンを繰り返します。
両側が結構切れ落ちてたんですね(怖)
相変わらず強風が吹きつけてきているので慎重に進んでいきます。
この最後の登りがキツイ。。。
時間がかかってしまいましたが、無事に下山できました。
まとめ
というわけで、最後は絶景を見れて大満足の残雪期登山。
今期まったく雪山に行けてなかったので、慌てて計画を立てましたが、今年は例年に比べて雪も多く残っていて、ベシャベシャのシャーベット状ということもなかったので、すごく歩きやすかったです。
また、雪化粧に包まれる剣ヶ峰山の姿は、迫力と凛々しさがありました。
「群馬のマッターホルン」とも呼ばれているのが理解できました。
この上なく美しい姿なのでぜひ見てほしい景色です。
強風が吹き付ける歩行が結構疲れましたが、経験値を挙げられたのではないかと思います。
登山ではウェアーひとつとっても、教えられたり見聞きしても、実際自分で体験しないとわからないですからね。
残雪期の武尊山は天候が安定していれば、そこまで難易度も高くなく雪山を楽しむことができると思います。
北横岳や黒斑山の次のステップあたりにはちょうどいいかと思います!
ではでは。