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【登山】プチ沢登りが楽しめる「棒ノ折山」

このところ天候と折り合いが悪く、別の予定が入っている時には晴れて、山行の予定を立てた週末は雨模様…
それが1ヶ月以上も続くと、何かに取り憑かれているのではないかと思ってしまいます。

そんな中、3連休の最終日に時間が取れたので、近場の棒ノ折山に行ってきました。
棒ノ折山は棒ノ嶺(ぼうのれい)とも呼ばれていて、標高は969mで関東百名山にも選ばれており、都内から日帰り登山しやすい山として人気の高い山です。

棒ノ折の由来のひとつに、鎌倉時代にこの土地の武将が、この山を越える際に杖として使用していた石棒が折れたことから名が付いたとされる。奥多摩側百軒茶屋から登る登山道沿いにある祠に、その折れた石棒の片破れが祀られているみたいです。(出典: Wikipedia)

YAMAPの履歴を見てみると過去に2回登っています。
過去2回はいずれも春先に登ったので、シーズンが変わると同じ山でも新鮮な気持ちで楽しめます。

以前の山行

今回のコースです。

 

今回は定番の名栗湖側から登り、行きは白谷沢の沢登りコース、帰りは滝ノ平尾根を歩く周回コースで棒ノ折山を登りました。



 

さわらびの湯から白谷沢へ

さわらびの湯・第3駐車場(無料)から有間ダムに向けて出発。
約5分くらい車道を歩くので車やバイクに注意しましょう。(ツーリングのバイクが結構上ってきます)

ちなみに、駐車場は50〜60台止められるので、余程のことがない限り止められると思います。

有間ダムに到着。
ダムの名前とは異なり、ダム湖のことを「名栗湖」と呼ぶそうです。
名栗湖は昭和61年に完成した人工湖です。

湖はカヌーに乗る事ができる飯能の観光スポットの1つです。

登山口まで湖岸をてくてく歩いていきます。

白谷沢の登山口に到着です。
ここからは本格的な登山が始まります。

この日は3連休の最終日でしたが、入山される方は少なく、沢の流れる音や木々が風で揺らす音しか聞こえず、とっても静かな山歩きでスタート。

ところどころ、岩が露出しているところがあります。
濡れているのでスリップしないように気をつけて。

小さな沢を何ヶ所か超えていきます。

この辺りは比較的緩やかなトレイルが続きます。
コース全体も道幅は狭いものの、よく整備されていて歩きやすい。



 

核心部のゴルジュ地帯へ

景色が一気に変わり岩の多い沢沿いに到着。
ここからが、今回のコースで一番の醍醐味であるプチ沢登りのスタート地点です!

防水の登山靴だと気楽に歩いていけますが、この時期は水量が少ないので、トレランシューズでも石に飛び乗っていけば問題ありません。

沢沿いを上っていくと両サイドから迫りくる岩壁が見えてきます。
これが、このコースの一番の見どころ「ゴルジュ帯」です。

その「ゴルジュ」ですが、大活躍してくれているChatGPTに聞いてみました。

ゴルジュ帯とは、主に登山や渓谷の地形において、川が深く切れ込んだ狭くて急な谷や峡谷を指します。フランス語の「gorge(ゴルジュ)」は「喉」を意味し、地形としては川の浸食によってできたV字型の狭い谷をイメージします。ゴルジュ帯は、両側に高い崖や山が迫り、時には垂直に近い壁がそびえることもあり、地形が険しいため登山や沢登りの際には難所となることが多いです。

本当に便利な世の中になりました。
わからない事がチャチャッと調べられますからね。

ちなみに最初のゴルジュは、『牢門』と呼ばれているそうです。

ここは3点支持で岩壁を掴みながら慎重に進みます。
楽しいアドベンチャールートを存分に満喫です。

牢門を通過すると登山道のすぐ右側に落差8mの『天狗の滝』が何段かに分かれて落ちています。
迫力ありますね。

沢を渡ると鎖場が登場。
階段状になっているので比較的登りやすい。

その先はローブを使って登ります。

ちょっと樹林帯を進むと、またまた、ロープの登場です。

途中、マムシ注意の看板。
こんな立派な看板を立てるほど被害が多いのか?

しばらく進んでいくと、丸太の階段が登場します。



 

棒ノ折山へ

階段を上り切ると林道に出ます。
道の向かい側にはベンチがあり休憩ができます。

ここから棒ノ嶺まで残り1.5km!

その先を見上げると、結構な登り斜面が。。。
先ほどまでは比較的なだらかなトレイルが続いていたので、気合を入れ直します。

急登が終わると緩やかなトラバース区間になるので、呼吸を整えながら先に進みます。

しばらく進むと岩茸石の分岐に出ました。
棒ノ折山まで残り1.0kmです。

下山時にここまで戻ってきて、分岐を「滝ノ平尾根」方面に進み下山します。

とりあえず、棒ノ折山山頂へ進みます

その先に丸太の階段に差し掛かります。
ただ、破損個所が多く立入禁止になっていました。

なので、その階段脇に踏み跡が多数あるので、そちらを使って上っていきます。

ゴンジリ峠を超えて、ここがラストの坂道。
木の根が沢山の奥多摩らしい登山道です。

棒ノ折山の山頂に到着。
以前来た時は東屋はありましたが、ウッドデッキが新たに設置されたようです。

標高969mなので、高尾山よりちょっと高いのですね。

標識の横には大きな桜の木があります。
山頂は結構広いので、春先にはお花見で盛り上がっているそうです。

この時期は草木が茂っていて眺望はほとんどありません。
冬であれば関東平野を始め、遠くには日光や谷川岳まで見られます。

ここで、のんびりランチをとって下山します。



 

滝ノ平尾根を使って下山

「岩茸石」がある分岐地点まで戻り、滝ノ平尾根を経由して河又バス停方面へ進んで行きます。

岩茸石です。
地図を見ると、「岩茸石山」という山が奥多摩にあるんですが、この岩と何か関係があるのでしょうか?

最初に来た時、岩の先にルートがある事が分からず迷いましたが、岩の両脇をすり抜けると道が続いています。

尾根道の樹林帯を進んでいきます。
木漏れ日が差し込み気持ち良い。

途中、3回くらい林道を渡ります。

最初に出発した駐車場横のノーラ名栗の「Cafe & Shop YAMASEMI」に戻ってきました。

ここでは、テラスデッキのカフェが併設されているので、飲食をすることが出来ます。
公共交通機関でお越しの方は、ここで時間合わせができますね。

Cafe & Shop YAMASEMIの横には、数年前にできたグランピングやBBQなどが楽しめる施設もあります。
また、一度も入ったことはないのですが、「さわらびの湯」では日帰り温泉を楽しむことが出来ます。



 

まとめ

今回は棒ノ折山のレポートした。
低山なので初心者でも比較的登りやすいく、埼玉とは思えないような秘境感にあふれアドベンチャー気分が味わえるコースです。
登山初心者の方が低山を2~3登った後に挑戦する山として良いかもしれません。

また、都内からも日帰りで行ける山で、ちょっと時間が空いた時にサクッと訪れることができるのも魅力ですね。

ではでは。



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