Wheels up!!
季節外れの温かい週末、GW涸沢テント泊のトレーニングを兼ねて、埼玉県の棒ノ折山(棒ノ嶺)に日帰りハイキングへ行ってきました。東京と埼玉の県境にある山で標高は1000m弱の低山ですが、見どころは何といってもゴルジュ帯!! この切り立った峡谷を抜けて、ちょっとした鎖場や岩場といったバリエーションあるハイキングが楽しめます。
コースはこんな感じ
ノーラ名栗・さわらびの湯→有間ダム→白谷橋登山口→岩茸石→棒ノ折山山頂→岩茸石→滝ノ平尾根→ノーラ名栗・さわらびの湯
CP: 約300分 距離: 8.2km 上り: 889m 下り: 898m(YAMAPにて計測)
目指す棒ノ折山へは、「ノーラ名栗・さわらびの湯」駐車場に車を停めて向かいます。結構大きめの駐車場なので、早めに行けば止められると思います。そして、料金は無料です。(太っ腹!!)
登山口までは、舗装路を20分ほど歩きます。
駐車場から有間ダムまでは、ちょっとした上り坂が続き、ひと汗かきます!!
有間ダムから約10分、白谷橋登山口に着きました。
いざ、出発!!
杉林の中を徐々に高度を上げる感じでトレイルが続きます。道幅はちょっと狭く、脚を滑らせて落ちないように注意して進みます。(行動開始直後は、特に身体も硬いので慎重に)
しかし、ここのところ雪山ばかりだったので、里山ではいつの間にか木々の葉が青々していて、すっかり春の装いです。
途中、とても立派な杉の木がありました。御神木?
そうこうしている内に川の流れの音が近づいてきます。沢沿いに到着。ここから沢を横切る箇所が何カ所かあり、落ちないように慎重に進みます。この時期はまだ水量も少なく渡河も楽に出来ますが、梅雨の時期は水量も増えて大変になるのでしょうか?
ゴルジュ帯のお出まし!!
大きな岩に囲まれた迫力のあるゴルジュ帯を歩くのがこのコースの醍醐味となります。まるで、アマゾンの秘境に迷い込んだ様な風景が目前に広がります。両側の迫力のある岩壁には、木の根が大きな岩に食い込み伸びています。。。凄い生命力だ!!
ここから、岩場をよじ登っていきます。
沢を登り終えると車道を横切り、心臓破りの坂(勝手に命名)に到着です。
ベンチがあるので、息を整え小休止をした後に出発します。(昔ここには東屋があったとのことですが、倒壊してベンチだけが残ったらしい)
実は2年ほど前にも登りに来ましたが、ここからの急登でゼーゼーハーハーいってたのを思い出しました。辛かった記憶というものはいつまでも鮮明に覚えているものですね。また、登山をはじめて間もなかったので、けっこうハードでした。
急登が終わると平坦な道になりますが、岩茸石を過ぎてからは、また急登となります。ここから、奥多摩でもよく見かける、崩れかけた木道階段や木の根がびっちりのトレイルを進みます。(根っこに足を取られないように気を使うので、地味にシンドい)
急登をクリアし山頂へ到着!!(明日は筋肉痛確定)
山頂には立派な桜の木があり、タイミングが合えばお花見も出来るかと期待していましたが、ちょっと早かったようです。(蕾もぷっくらとしているので、来週には見頃になるかな。)
ここでランチタイム。
下山は、行きで通った岩茸石の分岐まで同じ道を引き返し、そこから滝ノ平尾根を下って行きます。何度か車道を横切り尾根道を進んでいきます。そして、ここも木の根が張り出したり、石もゴロゴロしていて斜度もある下り道なので気を使います。また、終始樹林帯を歩く感じで、景色も変りばえはしないので飽きます。
どんどん下っていくと、スタートした「ノーラ名栗・さわらびの湯」に到着してゴールです。
ということで、今回は埼玉県「棒ノ折山」へ日帰り登山に出かけてきました。
都心からもほど近く、峡谷歩きや鎖場や岩場などバラエティあるトレイルを楽しめるので、ここはホントにおススメです!
さて、いよいよゴールデンウィークまであと少し
恒例の「春の涸沢テント泊」が迫ってまいりました。冬山装備を担ぎ上げる体力づくりも大詰めを迎え、昨年よりはいろいろな山を登って、アイゼン歩行も慣れてきたかと思います。
ではでは。