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【登山】奥多摩ハイカーを目指して「三頭山」周回コース

奥多摩ハイカーを目指して「三頭山」

奥多摩三山の一つ、三頭山に登ってきました。
都民の森の中にある三頭山は、都心からは前回登った浅間嶺より少し奥に行った場所に位置し、無料で利用できる都民の森駐車場があるのでとても便利です。公共交通機関ではJR武蔵五日市線の五日市で下車しバスで来れるそうですが、車の方が断然アクセスが良い感じです。

100台ほどの駐車スペースがあるので、日曜日の7時ごろ到着しても3割程度くらいの埋まり具合で、まだまだ余裕がありました。(昼過ぎに下山した時には満車状態でした)この時期3月16日〜7月20日、駐車場の利用時間は7:00〜17:30となっていますが、季節によって利用時間が変わるので、詳しくはオフィシャルのサイトで確認してください。

また、都民の森駐車場内に男女別のきれいな公衆トイレがあります。ただし、都民の森駐車場付近にはコンビニは一切ないので、青梅市内で立ち寄っておくことをおすすめします。

Wheel up

前記しましたが三頭山は、大岳山、御前山とともに奥多摩三山といわれ、なかでも標高が一番高い1,531mの山で、三頭山の山頂は、山の名前通り中央峰、東峰、西峰の3つのピークがあります。

三頭山を登るルートとして一番メジャーなのが都民の森からの周回コース。次いで奥多摩湖から登るコースとなりますが、半年間、登山から遠ざかっていた身としては、リハビリも兼ねて、コースタイム3〜4時間の比較的楽なハイキングコースとなる都民の森から出発とします。都民の森が標高1,000メートル近くあるため、三頭山山頂との標高差は約500メートルになります。

ちなみに、奥多摩湖からのコースは、奥多摩屈指の急登と言われているヌカザス尾根をひたすら登り続けることになり、ドMであれば喜ぶこと間違いなしとのこと。

今回、三頭山を選んだのは、いつも使用している登山アプリ「YAMAP」のバッチ集めで「奥多摩ハイカー」を制覇するためですが、自宅からは比較的近い奥多摩は、いつでも行けるとの心理なのか、ほとんど登ったことのない山ばかりなので、今回で3座目となります。

今回のコース



 

自律神経を癒してくれるセラピーロード

すっかりと深緑になった登山道。
駐車場から売店横の出会いの路という緩やかな道を15分ほど歩くと「森林館」に着きます。

森林館は、このエリアに生息する動物を展示していたり、木工体験や自然教室などが行われているそうで、時間があれば下山時に寄ってみてください。さすが都民の森と言うだけあって、施設もさることながら、登山道もかなり整備されています。

途中、とても立派な巨木がありました。
真上に向かってシャッターを切ってみましたが、36mmレンズだと入りきらないですね。。。
後で調べたら、都民の森で一番の太さを誇るトチノキだそうです。

階段を上り切ると「三頭大滝方面」と書かれた案内板があり、左へ曲がると整備された三頭大滝までの遊歩道が続きます。遊歩道にはウッドチップが引き詰められていて「森林セラピーロード」と呼ばれています。

なんでも、東京都の「森林セラピー研究会」認定の森林セラピーロード第1号となる道だそうで、自然林の中に続く森林セラピーロードを歩くことで、ストレスを減らすなどのリラックス効果や、血圧を下げる、脳の働きを鎮静化させるといったデータが実証されているとのこと。

言われてみると、毒素が抜かれて良い人になった感じがします。

10分ほど歩くと三頭大滝に到着。
滝見橋の入口にはテーブルベンチが置かれていて座って休憩できるようになっています。三頭大滝は橋の中央あたりから良く見えます。滝の近くまで降りることができないのが少し残念。



 

本格的な登山道

しばらく進むと「石山の路」に入り、ここから登山道が始まり、ここからは観光客の方が足を踏み入れる場所ではなくなります。

沢沿いの登山道は、この時期でも涼しく、半袖では肌寒い感じでした。

尾根に出ると看板が出てきます。分岐には必ず看板が設置されているので、道迷いなどの心配はないかと思います。

どんどん尾根道を進んでいくと「深山の路」にでます。

景色が変わり映えのしない樹林帯の中を進んでいくと、木製のベンチがありました。そこで西の方角に目線を移すと、立派な富士山が見えるではありませんか!!

今回のルートで富士山が見えるのは、ココと大沢山と三頭山(西峰)の3ケ所です。
しかし、いつみてもお美しいお姿は、日本人の心を鷲掴みして離しません。

素晴らしい富士の眺望に後ろ髪をひかれつつ、さらに10分ほど尾根道を進むとまたベンチが2つ置かれた場所に到着します。ここが大沢山です。
「あっ、着いたんだ」って感じで、山頂という雰囲気はあまりなく、尾根道の通過点みたいな感じです。それでも標高は、1,482m。

本日、二回目の富士山ビュースポットは、雲に隠れてしまっていたので写真なし。

途中、登山道の脇にツツジ?が、ひっそりと咲いていました。

大沢山から登山道をちょっと下るとすぐに立派な避難小屋が見えてきます。
お手洗いも併設されていますが、男女共用で昔ながらのワイルド系。

西原峠の分岐から25分ほどでブナの路と合流するムシカリ峠です。

ムシカリ峠から三頭山に向かって階段が連続します。

大沢山から20分ほどで三頭山の西峰に到着します。石造りの立派な山頂碑がお出迎え。
ここで、だいぶ早い昼食タイム。

この時期アブが多いので、虫が苦手な方は落ち着かないかもしれません。とりあえず、アブなどの虫に噛まれないため、肌の露出を減らすのと、汗冷え対策も兼ねて上着を羽織ることをお勧めします。また、虫除けだけではなく「ポイズンリムーバー」を用意しておけば、虫に刺された場合、注射器で液体を吸い込む要領で、安全かつ効果的に毒を吸引することができるので、ファーストエイドと一緒に携行したいアイテムです。

三頭山の西峰からは富士山が良く見えます。この先のルートでは、もうみることができないので、十分に眺めを堪能。



 

三頭山から下山

三頭山西峰からちょっと下って上り返すと、すぐに三頭山(中央峰)と書かれた標識があります。「標高1,531m」と書かれていて、ここが一番高い場所だとわかります。辺りは木々に囲まれて眺望は全くないので、先を急ぎます。

そして、ちょっと進むと三頭山東峰に到着。ここも眺望はありませんが、先にウッドデッキが見えてきます。覗いてみると、こじんまりした展望台があり、ここから、奥多摩の「御前山」や「大岳山」が見ることができます。

鞘口峠方面へ下っていきます。何箇所か分岐がでできますが、標識通り進んでいけば良い感じです。

どんどん下ります。

鞘口峠の分岐に出ると駐車所までのトレイルは、遊歩道のように舗装された道が続き、スタート地点に戻ってきました。1時間20の休憩を除いて、3時間30でのんびり周ることができました。



 

まとめ

最後に都民の森のハイキングコース案内図を貼っときます。

今回のルートは大回りのルートで、オフィシャルの案内では「健脚向きのルート」として紹介されていましたが、
リハビリにはちょうど良いコースでした。普段から山に登っている方だと、だいぶ物足りないルートかと思いますが、これから登山を始められる方にはピッタリのコースでお勧めです。

そして、何よりも奥多摩三山の最高峰を制したことの達成感は、都民としての喜びを胸に秘めつつ、残りの奥多摩の山々を制覇し、YAMAPの「奥多摩ハイカー」の称号を手に入れるため、この後も精進したいと決意をここに記録しておきます。

今年は梅雨入りも早まりそうなので、6月は天気との相談となりますが、行ける時はなるべく歩いて、テント装備が担げるくらいは復活できればと思っていて、今のところ計画として、7月の連休は涸沢経由で奥穂高リベンジ、8月は双六岳などを予定しています。特に涸沢はとても大好きな場所なので、一年に一回は行っておかないと発作が出てしまうくらい中毒になっています。上高地からバスを降りてからの全てが素晴らしいんですよ!!
まだ夏の涸沢を経験したことがないので、この夏行ってみたいと思ってます。

あと、6月中には、その前に八ヶ岳の天狗にも行きたいなぁと思っています。とはいえ、こちらは体力との相談となりますかね。

また、いい景色が見れたら、こちらでシェアしたいと思います。ではでは。

帰り道、檜原街道沿いにある「手打ちそば 玄庵檜原」に立ち寄り、お蕎麦を堪能しました。
コシがあってキレの良い手打ち蕎麦で、つゆも甘くなく辛過ぎず、鰹の出汁が効いた丁度良い好きな味でした。



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