東京都檜原村にある浅間嶺(せんげんれい)を歩いてきました。
また、浅間嶺は東京都で唯一、日本の滝100選に選ばれている払沢の滝(ほっさわのたき)が近くにあります。
思い起こせば、1月の正月明けに高尾山を登って以来の山行となり、父の介護・葬儀などで慌ただしくしていると、パタパタと日が進み、世間は既にGWへ突入していました。このブログもいつの間にか前回の更新から約5ヶ月経ってしまい、2023年初の記事となります。
そして、当ブログも実は1周年を既に迎えており、飽きっぽい性格なのに、よく続いているなぁといったのが正直な感想です。
もともとは、自分が撮った写真をアルバム代わりに掲載しておくのが、主な目的ではありましたが、せっかく見に来ていただいた方々に、ちょっとしたお土産的な有益な情報などもお伝えできればとの考えで、製品レビューなども記事にしてきました。
情報発信を考えればSNSや動画コンテンツが全盛期ではありますが、文章コンテンツでしか伝えられないこともあるかと思います。特に私と同年代(昭和生まれ)の方などは、動画コンテンツよりブログの方が自分のペースで読み進められる、画面よりもプリントアウトした文章のほうが頭に入ってくるといった方も多いはずです。
とはいえここまで続けれられたのも、皆さまのおかげであることは間違えありません。
駄文・長文に忍耐強くお付き合い下さった皆さまには、この場を借りてお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願い致します。
で、話を戻すと、とりあえず普段の生活に戻り、運動不足の解消のため、近所の河川敷を歩いたりしていましたが、先日、あやさんのYouTubeチャンネル【 山歩びより「あやの登山がんばLog」】で浅間嶺を紹介されているのを観て、GWに早速歩いてきました (´∀`*)
浅間尾根は武蔵と甲州を結ぶ古道で、この尾根は江戸時代「甲州古道」あるいは「中甲州路」と呼ばれる生活道路の一部だったそうです。かつては生活物資を運ぶ人馬が行き交い、にぎわっていたのかと想像します。
そして、低山ながらも眺望の良い場所が多くあり、手頃のコースタイムは登山初心者にもおすすめです。また、高尾山や御岳山に比べると、歩く人も少なく静かな山が楽しめるところも◎ そんな、お手軽ハイキングコースで、久しぶりのゆる登山を楽しんで来ました。
今回のコース
払沢の滝駐車場から集落を抜けて
自宅から大体30分で払沢の滝駐車場に到着。朝6時の駐車場はこんな感じで、まだ空きがだいぶありました。30台くらいの駐車スペースがあるようです。無料で利用できます。
浅間嶺への山道は払沢の滝駐車場から始まります。しばらく藤倉に向かう舗装路をだらだらと登ります。
途中でショートカットできる階段がありました。当然ながら、ここは階段へと進みます。
前方に民家の建物が現れました。凄いところに住んでいますねえ。
ここで再び舗装道路と合流します。ここまでは、舗装路とショートカットのトレイルを交互に歩き、里山の家々の間を縫うように標高を上げてゆく。
振り返ると山深い光景を目にすることになります。伊達に東京都唯一の村を名乗っていません。
時坂(とっさか)峠まで500M
見晴らしが良い場所です。
時坂(とっさか)峠に到着しました。これで尾根に乗りました。
こうして、お手洗いがあるのも嬉しいです。
峠の茶屋まで登って来ました。しかし、営業はしていないようです。
茶屋の正面は休憩場の展望台となっており、奥多摩の山々を一望できます。
山道から浅間嶺へ
峠の茶屋から舗装路を少し下ったくころから登山道に入ります。
ここから、いよいよ浅間嶺を目指します。ようやく、本格的な山道に入った感じです。
古道らしく、石畳名残っぽい山道を登っていきます。
暫く歩くと樹林帯歩きからは解放され、景色が開けます。
とても広い伐採地のようで、右斜面は下まで丸見え。。。滑り落ちたら怪我するなぁ。
分岐からちょっとした急坂を、息を切らせて上りきると、標高890mの浅間嶺展望台に到着!!
この日は富士山も見ることができました(写真を拡大すると見えます)
テーブル付きのベンチもあり、ここで昼食を取ることに。
1時間ほど休憩して、山頂を踏むために出発。いままでの山行でよくあるのが、「とりあえず、ここまで来たからイイや」みたいに山頂をスルーしてしまうことが多かったので、今年からはちゃんと踏んでから帰ることにします。
展望台からちょっと下って、また登ります。
少し歩くと、青いトタンに囲まれた「富士浅間大神」に到着。
富士山信仰の浅間神社。祠も祀られています。
そこから程なくして、標高903mの浅間嶺(小岩浅間)山頂に到着。森に囲まれ展望はありません。
どうやら、ここが本当の浅間嶺の最高地点のようで地味極まりない場所です。
これとは別の標識に「人里峠」と書かれていましたが、これで「へんぼりとうげ」と読むらしい(地元の人以外読めんよ)
峠まで引き返と広場のような休憩所があり、トイレも完備(ちょっとくさい)
こんな山の中にこれほど立派な休憩スペースとお手洗いを作っていただき、東京都ありがとう!!
ここから折り返して、スタート地点の駐車場に戻ります。
払沢の滝(ほっさわのたき)
駐車場から少し下っていくと、滝へ続く歩道に入っていきます。歩道は木製チップで敷き詰められていてとても歩きやすく整備がされていました。さすがに東京都唯一の百名瀑です。水神宮の石碑を過ぎると東屋があって、滝に到着。
来たかいがありました!!
滝壺の目の前まで行けるので、やはり迫力ありますね!
まとめ
浅間嶺は隠れた名山という情報がありましたが、その言葉通り、とても好印象の山行でした。今回歩いたコースの印象を言うと、何か温かい山であり、懐かしさというか、古き良き的なものを感じました。
登山道も特に険しい道もありませんし、奥多摩界隈の山でよく見る木の根っこでびっしりと覆われた道もなく、とても登りやすい山です。
登山を始めるきっかけにする山には適しているのではないしょうか。コースタイムも短いので、登山初心者の人には最適の山ですね。