Wheelup
ずっと行きたかった場所があったのですが、なかなか縁がなく、いつかは行けるだろうと思いつつ、登山をはじめて4年目にしてようやく行くことができました。「北八ヶ岳」です。
登山を始めて歩けるようになってくると、どんどん高い山を目指してしまい、お気軽に歩ける山は後回しに。。。
八ヶ岳全域には500種類近くのさまざまな苔があり、国内で確認された種類の4分の1が見られる苔好きにはたまらない場所。
週末の天気をチェックしていると、なかなか良さそう!!
よしっ、いままでスルーされていた「北八ヶ岳」に紅葉狩りと行こう(*´∀`)
ということで、今回は白駒池の紅葉を楽しみながら、ニュウへ登り、中山から高見石小屋を経て白駒池に戻ってくる周回コースを歩くことにしました!!
今回のコース
白駒池登山口→にゅう→中山→高見石小屋→白駒池登山口
紅葉シーズンで駐車場争奪戦を予想して夜中に都心を出発し、茅野市と佐久穂町を結ぶ国道292号線、別名メルヘン街道。真夜中に通行する車も少ないこの道を、クネクネ上ってい行きます。あたりはガスガスで視界が悪いなか駐車場を目指します。
4:00ごろ白駒池駐車場に到着すると、もうすでに半分くらいは埋まっていました。紅葉シーズンの休日は朝から満車で、駐車に半日待ちの場合もあるのだとか!さすがシーズン真っ只中の人気スポット!!早めに出てきてよかった。この日は朝6時ごろで満車になり、朝8時ごろには駐車場待ちの列が伸びていたと駐車場管理の方が言っていました。
準備をしながら日の出を待ち出発します。
登山計画書は駐車場内の売店前に設置された登山ポストに提出することもできますが、オンラインにて提出済み。オンラインによる提出方法は、地図アプリ「YAMAP」で前日に行いました。
早朝6:00の白駒池駐車場、続々と車が入ってきてました。
白駒池
白駒池には、駐車場すぐ近くの入口から原生林に分け入ります。
白駒の森の中にも、薄っすらと朝日が届き始めましたが、動き始めで肌寒く、ジャケットを着込んで行動です。こんな感じで整備された木道が白駒池まで続きとても歩きやすい。
入り口から15分くらい木道を進むと、白駒池の畔にある山小屋「青苔荘」に到着。青苔荘は「せいたいそう」と読むそうです。当初「あおのり荘」と読んでいたのは秘密です(;´Д`)
ここから登山道っぽくなってきます。最初は木道があったり湿原があったり気持ちいいなと思っていたのですが、前日までの雨のせいもあり、けっこう泥で足元がぐちゃぐちゃぐちゃ状態。転んだら大変なことになりそうです。
しばらく進むと「白駒湿原」がありました。ここの紅葉も良い感じでした。
上りもだんだんきつくなり、大きな岩をやり過ごしながら進んでいきます。
それでも、原生林の美しさが十分に堪能できる森の中を歩いていくので癒し効果は抜群。キノコなんかも生えていたり。この周辺は日本の3大原生林のひとつに数えられ、薄暗くとても神秘的な森が広がっています。苔好きの方や森林浴をしたい人にはおすすめです。
にゅう登頂
白駒池からのんびり歩いて60分ほどで稜線に出ました。
見事な景色 キャ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 遠くには天狗岳が望めます。
稜線からすぐの岩場を登っていくと山頂に到着。
にゅうの山頂から望む白駒池は、池とその周りの紅葉が良い感じで、池のふちどりが真っ赤です。ただ、森全体は緑が多く黄葉はまだちょっと早かったかな。
素晴らしい景色をずっと眺めて痛い気持ちもありましたが、山頂はとても狭いのであまり長居はできません。360°のパノラマ景色を堪能し先に進みます。
ニュウの山容です。山頂は多くの人で賑わってます。
中山峠
ニュウから中山峠までの尾根道は、小さなアップダウンを繰り返しながら緩やかに登っていく感じの道です。木々の合間から光が差し込んできています。
中山峠手前で、ちょっと標高をあげます。
中山峠に着きました。ここの標高は2,410mでニュウよりも60mほど標高が高い。ちょこんと尖った「にゅう」が見えました。
中山の山頂から5分ほど歩き中山展望台に到着。
標高2,496mの頂きは、岩に覆われた大地が広がっていました。地図上では通過点くらいにしか認識していなかったのですが、眺望の美しさに思わず息を呑み込みました。
霧ヶ峰や美ヶ原のその向こうには、大好きな北アルプスの山々が見えました。よく見えるようにと少しでも高い岩を探し上に乗り、そのまま宇宙空間に繋がっている様な紺碧の澄んだ青空をしばらく眺めてました。うーん、贅沢すぎる時間だ!!
景色を十分楽しんだあと、高見石小屋を目指して進みます。ここからは下りとなり、大きな岩がゴロゴロの道を下っていきます。けっこう滑りやすい岩がたくさんあるので、すごーく気を使い、ここまてで一番疲れました。(目の前で転んでいる人を何人も見てしまった。。。岩の上なのですごく痛そう。)
高見石小屋
高見石小屋に到着すると、登山者と観光客が入り乱れてすごく賑わっていました。まさしく、登山と観光の交差点ともいえ、上高地を思い出します。
そして、名物の「揚げパン」!!
小屋の裏手に高見石がありますますが、人混みがすごかったのでスルー。白駒池を目指して下山します。
白駒池
白駒池の周遊路まで下りてくると、先程よりも多くの人が池の周遊路を歩いていました。すこし足をすすめると白駒荘に到着です。
山荘まえのボートデッキから白駒池を眺める。
白駒荘の旧館前でちょっと休憩。この白駒荘は1922年に営業を開始し、ちょうど今年(2022年)で100周年だそうです。
SNSの投稿でよく見る写真は、たぶんここから撮影されているのてはないかと思う場所で、最後に白駒池を撮影。
しかし、紅葉は見事!!
まとめ
白駒池から60分ほどで山頂に立てるので、北八ヶ岳入門編としてもいい場所です。
山小屋も整備されていて名物もあって、多くのハイカーが目指したくなる訳ですね。たくさんの登山道が整備されていて、いろいろなルート設計もできるので、違った季節に何度も訪れたくなる場所です。
実は帰宅後、今年で100周年となる「白駒荘」に宿泊予約を入れました。北八ヶ岳ロープーウェイからスノートレッキングで楽しもうと予定しています。(楽しみ!!)