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【登山】世界一登山客の多い山「高尾山」に登ってきました

なんだかんだバタバタとしていたら12月になってしまい前回の山行から1ヶ月が経とうとしています。暮れには北八ヶ岳の白駒荘へスノーハイキングの予定もあるので、訛った脚に喝を入れるため近所の高尾山(たかおさん)に行ってきました。標高は599mと小さな山ですが「世界一の登山者数」を誇り、ミシュランガイドに掲載されたことで世界的に有名になりました。

その登山者の数ですが、公式サイトを見ると年間の登山者数は260万人を超え、全世界で年間700万人が登山を行うそうですが、そのうち約40%の登山者が高尾山に訪れていると言うことです。(出典: 高尾山マガジンより)

都心から電車で1時間足らず行くことができ、ケーブルカーやリフトが完備されコース上に茶屋やトイレなどもが整備されている点も人気を集める材料となっています。
また、高尾山口駅から山頂まで登山するコースも4本あり、初心者から中・上級者まで楽しむことができるのも特徴です。

自宅からは車で30分くらいで行ける山なので、プログでは載せていませんが年に数回はトレーニングがてら訪れています。
コースも色々あり、城山から景信山を経由して陣馬山まで抜けていけば21kmくらいのプチ縦走も楽しめます。

そんな世界一登山者が多い山ですので、登山者が最も多くなる紅葉最盛期には、とにかく物凄い人で溢れかえるので、いくら近い山とはいえ、その時期だけは避けていましたが、もう12月に入ったのでお祭り騒ぎは解消されたかと思い向かうことにしました。

今回のコース

 

稲荷山コース→高尾山→城山(折り返し)→高尾山→6号路にて下山



 

稲荷山コースにて高尾山へ

高尾山口駅の近くにあるパーキングに車を停めて出発です。
今年の長期予報は暖冬と聞いてはいましたが、この日の気温も12月とは思えない暖かさで、出だしはベースレイヤーにインサレーションウェアを羽織る感じで出発しました。

ガラガラの駅前。
これがつい先日までは人で溢れかえってました。

ロープーウェイの駅前も静かなもんです。

駅前には大きな地図があるので、そこでまずコースの確認をしましょう。
案内図を見るとコースの充実度はちょっとしたスキー場並みで、その日の気分で色々なコースが楽しめます。
ハイキングで人気のルートは「6号路」と今回登る「稲荷山コース」でしょうか。

稲荷山コースの登山口からハイクアップします。
この稲荷山コースは歩道改修工事のため、2023年1月から3月末まで通行止めになっていました。
何が変わったか楽しみです。

因みに山頂までは1時間30分程度です。

この稲荷山コースですが、尾根沿いの道を歩いて山頂を目指すコースで、高尾山口駅から高尾山の山頂まで行く3つコース(1号路、6号路、稲荷山コース)の中では、比較的アップダウンのあるルートなので、初心者や観光客の方にはちょっと大変ですが、途中の展望台では八王子の街並みや新宿が望めることができるコースになっています。

工事前と比べてステップが多くなりました!!
「このコースで絶対に転倒事故を起こさせないぞ」という強い意志を感じます。

木の根や段差のところなど至る所にステップが設置されています。

コース上のほとんどにステップが設置され、山歩き感が薄れてしまったのは否めません。
まあ、登山者の増加によってコースが荒れてしまうのを考えれば、やも得ない処置ともいえます。

なんと、手すりの付いた階段ができていました。

登山道の中間地点にある展望台に到着です。
以前は東屋がありましたが、老朽化のためか取り壊されてしまったようです。

高台は展望台になっていて、東京の街並みが良く見えます。
目を凝らすと新宿高層ビル群はもちろん、スカイツリーも見えまます。

ここからは斜度も程々についてきて良いトレーニングができます。

山頂直下の分岐までやってきました。
あと700mで高尾山の山頂です。

ここからは階段地獄が待っています。
ペースを上げて登れば、心拍もMAXまで追い込むことができ、脚に乳酸がじんわり来ること間違いなし。

山頂の展望台に到着しました。

例年ならとっくに冠雪して真っ白なはずだけど、今年は異様なほど雪が降ってないようで、見た感じは地肌が見えてマダラでした。



 

もみじ台を抜けて城山へ

山頂から裏手に向かうと
なんと、まだ紅葉の紅葉が残っているではありませんか。
紅葉は期待していなかったので、ちょっと嬉しい。

そこから石畳の階段を降りていきます。

ここからは奥高尾と呼ばれるエリアで、この先向かう小仏城山は戦国時代に山城があった山で、もみじ台から一丁平を経由して緩やかな尾根を歩いた先に城山があります。標高が670.3mあります。

もみじ台にある茶屋です。
開店前で準備をしていました。

タイミングがいつも合わず素通りしてしまうので、いつか立ち寄ってみたい場所です。

コース上には何箇所かお手洗いがあります。
さすが東京都、このようなところにも予算をかけてくれるのはハイカーとして嬉しい限りです。

結構続く下の階段を進んでいきます。

「関東ふれあい道」のところで「まき道」に入っていきます。
笹藪の中を進んでいきますが、YAMAPのルート外れの警報音がしきりと鳴ります。

一丁平のお手洗い裏から本ルートに戻ることができました。

展望台を過ぎると、一旦下ってからカツンと上ります。
写真の右奥に鉄塔が見える先に城山があります。

城山に到着です。
まだお昼前なので、それほど混雑はしていません。

かつては山城があった場所なので山頂は広く平らになっています。
茶屋や整備された広場には、たくさんのベンチがあるため、お弁当を広げる場所として最適です。
山頂から相模湖側に神奈川県の山々や富士山が見えたり、反対側には東京都心ビル群も眺められます。

ここ城山には「城山茶屋」と「春美茶屋」という2軒の茶屋が背中合わせで立っています。
小仏城山は東京都と神奈川県の県境にあり、「城山茶屋」は神奈川県、「春美茶屋」は東京都の方が経営されているそうです。

今回は城山茶屋の名物「なめこ汁」と持参したおにぎりで、ちょっと早いランチタイムをとります。
寒い季節にここでいただくなめこ汁は、醤油仕立てで程よい塩気にトロっとしていて身も心も暖めてくれる絶品。

富士山を見ながらランチを楽しむことができました。



 

下山

落ち葉の踏む音に癒されながら歩きます。

高尾山まで背戻ってきました。
朝とは違い、山頂の広場は人で溢れかえってます。

ポカポカ陽気で観光客が多く、例えるなら年末の上野アメ横状態。。。

とにかく混雑を回避するため先を急ぎます。

下山は6号路を使います。

6号路を選択したのは、最も登山道っぽい雰囲気があるからです。
きちんと整地されていますが、登山道らしく土や岩の上を歩く道になっています。

6号路は上りで使用した稲荷山コースと並行しています。

長ーい階段をくだると6号路の名所の「飛び石」にたどり着きました。
沢の中を飛び石を伝って進んで行くと言われていますが、水の量も少ないので登山靴であれば問題なし。
小川に沿って歩けて、夏は涼しさを感じられるコースです。

この先で、ルンルン気分で手を繋ぎながら登ってくるカップルとすれ違いました。
この先の階段で「こんな大変なんて聞いてない!!」なんて険悪ムードにならないと良いのですが。。。ちょっと心配。

参道まで下ってきました。
正面のには、樹齢150年の柿の木が屋根から突き出た蕎麦屋「高橋屋」。
建物が先か、柿の木が先か?

昭島のアウトドアヴィレッジのサロモンが閉店してしまったため、一番近いお店がこちらとなってしまいました。

こちらでお饅頭を買って帰りました。
美味しかったです。



 

まとめ

ということで、サクッと高尾山に登ってきました。
久しぶりの登山。
高低差も距離もほど良く、ちょっとしたトレーニングには最高のコースで、今回も心地よく歩くことができました。

冒頭にも書きましたが、登山客数世界一は伊達ではなく、シーズンを外してもなお混雑が絶えない山だと改めて認識しました。
この後、年末年始はさらに混雑することと想像します。

静かにハイキングを楽しみたいのなら、ここ高尾山はお勧めはしませんが、最近のクマ出没ニュースを聞いていると、人気のない里山などでは不安があります。
その点、これだけ人気の多い場所ですから、クマに襲われる危険性も少ないかと。

とはいえ、山歩きにはクマ鈴や熊スプレーは必須ですね。

ではでは。



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